国立劇場、文楽さよなら公演!
こんにちは、山本節子です。
国立劇場本館が、建て替えのために、今年10月末に閉館するそうです。
新しい国立劇場は、2029年に開場する予定。
現在の国立劇場は、校倉造の正倉院を模した外観です。
次回はどのような外観になるのか・・・楽しみです。
現在、「国立劇場9月さよなら公演『菅原伝授手習鑑』」が開催されています。
文楽はこれまで1度も見たことがなく、初代国立劇場での最後の文楽公演ということで、
観劇してきました。
事前に、小会議室で、本日の主役「松王丸」の人形をあやつる「吉田玉助」さんが
舞台前の忙しい合間を縫って、松王丸の操り方と人形解説をして下さいました。
はじめての人形浄瑠璃。
始まると、三味線と太夫(たゆう)の語りに圧倒されました。
太夫の語りに合わせて、三味線の響きが「泣く、笑う、ぎょっとする…」など
人形の心や物語の状況を自由自在に表現。しかもテンポが速く、鮮やか。
段の切り替えの口上も「おかしみ(滑稽)」があり感動しました。
これぞ!狂言!
江戸から脈脈と続いてきた日本の伝統の人形浄瑠璃!
その間、あまたの関係者が工夫を重ねてきた素晴らしさを味わうことができました。
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