こんにちは、山本節子です。
5月の連休は、いかがお過ごしでしょうか。
家の外に出かけてみたくなる、心地よい季節ですね。
私は、近所の古河庭園に出かけてみました。
まだ、バラはこれから咲き始めるところですが、ツツジは3分咲き。
行楽地にお出かけになるもよし、のんびり、近所の庭園散策もいいものです。
自宅で読書を楽しみたい方へ、オススメなのが・・・
「留魂録」と「講孟箚記(こうもうさっき)」。
先週の大河ドラマ「花燃ゆ」では、吉田松陰先生が自害させられるシーンでした。
「留魂録」は、処刑前日の黄昏時に牢内で書きあげた、松下村塾の塾生にあてた遺書とされる文章です。
冒頭には・・・
「身はたとひ 武蔵の野辺に朽ちぬとも 留置(とどめおか)まし大和魂 二十一回猛士」。
「留魂録」は、その後、ひそかに塾生のあいだで回覧され、師の遺志を継ごうとする彼らのバイブルにもなったものです。
「講孟箚記」は、萩の野山獄に入れられたとき、獄中の人たちと、「孟子」の書を、研究しあったものを、日記のように記録したものです。
紹介するだけで、まったく読み切れていませんが・・・^^;
序文だけでも、美しい文章で、その孤高の精神力に、感動のため息が出てきます。
巻の一には、 「経書を読むの第一義は、聖賢におもねらぬこと 要なり」。
儒教の文献を読むときに大切なことは、孔子や孟子などの聖人や賢人の考えにおもねらず、自分の考えを持てと言っています。
そうしないと、学問をしても自分の道が明らかにならない・・・と。
本屋さんの立ち読みでも、楽しそうです。