2019年2月16日 (土)

長所を伸ばす(補足)

すべてのものには、裏と表があります。

裏があれば表があり、表があれば裏があります。

このように、「裏と表」はセットと言ってもいいでしょう。

同じように、人間の性格も、長所と短所があります。

この性格は、生まれたときから、人それぞれです。
同じお父さんとお母さんから生まれても、きょうだいの性格は、全然違いますよね。

この子どもの性格は、自我が発達してくる第1反抗期(ヤダヤダ期)頃から、よくわかるようになります。

あなたのお子さんの長所と短所を、3つくらい思い描いてみて下さい。

長所(   )、(   )、(   )

短所(   )、(   )、(   )

ただ・・・
短所は、短所と思っているお父さんやお母さんの思い込みのことがあります。

ですから・・・
短所を長所に置き換えてみましょう。

たとえば・・・
「大人しい」 ⇒ 「感受性が豊か」

「落ち着きがない」 ⇒ 「行動的」

「人の気持ちに鈍感」 ⇒ 「活発」

このような短所を見て、「あの子の○○の短所をどうにかしなければいけない」と思うのではなく、長所を見ることによって、短所はなるべく出ないようにすることができます。

すると、長所を伸ばすことができるようになります。


性格は、その子の個性です。

「ひと1倍敏感だったり、ひと1倍育てにくかったり・・・」という子ども達も、個性が強いだけです。

「良い・悪い」ではありません。

子ども達は日本の国の宝です。

その子ども達の個性を大切にしましょう。

そして・・・

長所を認めて、どんどん積極的に伸ばしてあげましょう。

2019年2月12日 (火)

良い心をはぐくむ5つの基準を知る(13)

良い心をはぐくむ基準は、5つあります。

「仁・義・礼・智・信」の心です。ひとつひとつ見ていきましょう。

(1)「仁の心」

仁の心は、一言でいうと思いやりです。人に優しく相手の気持ちを大切にする心です。

「己れの欲せざる所は、人に施すことなかれ(論語)」

この言葉は、自分が「イヤだな」と思うことは、人もイヤだと思います。「人がイヤだと思うことは、してはいけないよ」と教えてあげましょう。

もともと、子どもは自分中心に行動します。経験しないと人の気持ちはわかりません。

「そんなことをすると、〇〇ちゃんはこんな気持ちになるよ」と言ったり、「〇〇ちゃんはどう思っているんだろうね?」と質問して考えさせましょう。

そうすると、少しづつ人の気持ちがわかるようになります。

人の気持ちにたいしては、「敏感・鈍感」という個人差があります。
(良い・悪いではありません)


人の気持ちに疎い子どもには、意識して「人間には心があるんだよ」と教えてあげましょう。

人の気持ちがわからずに自分勝手なことをし続けていると、嫌がられて人が集まってきません。

いずれ、ひとりぽっちになって淋しい思いをするのは自分です。

さらに、困っている人、弱い立場の人、年下の人の気持ちを尊重してあげると、その人たちから慕われます。

この「仁の心」は、将来、人の上に立つときに大切な心です。



(2)「義の心」

義の心は、良い悪いの判断ができる心です。

ルールや約束を守ると、「○○ちゃんは安心、まかせられる」と、人からも信頼されます。

反対に、ずるい行動や不正なことや意地悪をしていると、人から信頼されなくなります。

たとえば、一緒に遊んでいてルールを破る友達がいると、その遊びを続ける気が起こらなくなりますね。

「困った人の気持ちがわかる」、「人の喜ぶことをする」と人から好かれます。

自分も人の喜ぶ顔を見て気持ちよくなります。

「義の心」で一番大切なことは、「命」です。

最近はゲーム上で、架空とはいえ簡単に人を殺せます。

以前、事件を起こした子どもに、「どうしてそんなことをしたの?」と聞くと、「だって殺したくなったんだもの」と答えて、驚ろかされた事件がありました。

自分の命も人の命も一番大切です。

しっかり教えてあげましょう。


(3)「礼の心」


礼の心は、人と人との間をとりもつ潤滑油です。

人は動物ですから、当然闘争心や競争心があります。そのぎすぎすした人間の心に配慮したものが「あいさつ」です。

「おはよう、こんにちは、おやすみ、さようなら」。こういった挨拶をするだけで、人間関係がスムーズにいきます。挨拶ができるだけでかわいがられ親しまれ、良い関係が築けます。「礼を尽くす」ともいいますね。

お世話になったら、「ありがとう」と感謝の言葉を言いましょう。感謝をされると、またお世話をしようという気になります。

私たちは
1人では生きていけません。

持ちつ持たれつで多くの人の助けをもらって生きています。「礼の心」は、人が生きる知恵です。



(4)「智の心」

智の心は、文字通り「学ぶ大切さ」です。

学ぶには、コツコツと繰り返し努力する強い意志が必要です。

「繰り返して物事を身につけて達成した」という経験は素晴らしい財産です。

それとともに、「まだまだ」という自反自省する謙虚な心も大切で、目標達成に欠かせません。



(5)「信の心」

最後は、「信の心」です。信頼ともいいます。

上記の「仁・義・礼・智」の4つの心を実践していると、周りの人からも自然と信頼されます。



子どもを育てることは、次世代の未来をつくることです。

地球上には、まだまだ、ならず者のような国があります。ならず者もたくさんいます。

表向きには、きれいな言葉で素晴らしいことを言っても、裏では、悪口や足の引っ張りや、人を見下したり、陥れようとするしたたかな人もいます。

困った人を見て喜ぶ人もいます。
困らせて喜ぶ人もいます。

こんな人は、心が幼稚な人です。


「仁・義・礼・智・信」は、昔からわが国でなじみのある言葉です。

この地球が、持続可能な生命体であり続けるには、成熟した我が国から、ぜひこれらの基準を、次世代に伝えてあげたいと思います。

*「仁・義・礼・智・信」は、中国の儒教で説く5つの徳目で、五常とも五徳とも言われています。

 

2019年2月 5日 (火)

良い心のほうが生きやすい(12)

松下幸之助氏は、いろいろな著書の中で、「素直な心が一番」という言葉を残しています。

松下幸之助氏は、会社の経営を行いながら、つねに「人間の本質とは何か」、「人間の幸せとは何か」、「宇宙の本質とは何か」、「自然の理法とは何か」…ということを考え続けてきた人です。

そんな人が、もっとも好ましい生き方は、「素直な心が一番」と言っているのです。

良い心をあらわす漢字を探すと、「順・真・善・美・和」などがあげられます。
これらの漢字を見ているだけで、物事が気持ちよくスムーズに進んでいくような気がしてきますね。

反対に、悪い心をあらわす漢字を探すと、「逆・嘘・騙・悪・妬」などがあります。これらの漢字を見ていると、トゲトゲしたイヤな気持ちになって目をそむけたくなります。

このような生き方をしていると、人からも敬遠され、やりたいこともうまくいかずその先には困難が待ち受けていそうです。

このように、漢字ひとつをとっても、悪い心より良い心のほうが、人生がスムーズにいく気がします。

良い心をはぐくむ大切さの理由がそこにあります。



うまれたばかりの赤ちゃんは、生まれたときから性格や感情の違いなどの個人差はあるものの、心は真っ白です。

悪にも善にも染まります。

とくに、悪い心には、すぐに染まります。

良い心は、はぐくむのに努力が必要です。


たとえば、スリの子どもに、人の物を盗んでほめていると、その子どもは、「人のものを盗むことは良いことだ」と覚えてしまうでしょう。

暗黒街の犯罪組織で育った子供に、「人を殺す」ことを教えると、殺戮になんの疑問もわかない子どもに育つでしょう。

このように、子どもにどんな心を教えるのかは、とても大切なのです。


また、教えたわけでもないのに、3歳にしていじわるな子どももいます。

優しい子どももいます。

幼稚園に行くころになると、「子どもを見ると家庭がわかる」と言う人もいます。

これは、周りにいる大人の心グセが自然と子どもに影響するからです。


しかし、現在は、良い心をはぐくむ大切はわかっていても、「何がいいのか悪いのか」という人間を育てるモノサシがわからなくなっているために、どう子どもを諭していいのかわからなくなっています。

基準がわからなければ、教えることすらできません。

次の項では、良い心をはぐくむ基準について見てみましょう。

2019年1月17日 (木)

誰でも良い心と悪い心を持っている(11)

あなたは、心の状態をあらわす言葉をいくつご存知ですか?

良い心と悪い心にわけて書いてみましょう。

良い心・・・愛情深い、親切、思いやりがある、優しい、穏やか、温かい、謙虚、気づかい、努力

◎悪い心・・・冷酷、悲観的、いじわる、いじめる、だます、疑い深い、嫉妬、羨望、ごまかす、怠惰

いかがでしたか?

これまで、あなたが経験した感情はありましたか?

どちらかの多い少ないはあっても、「一方だけの感情しかなかった」という人はいないと思います。

どんな人も、良い心と悪い心の両方を持っています。

どんなに尊敬されている人も、家に帰ると尊敬されるどころではなかったり、誰からも嫌われている人が弟だけには優しかったりと、「良い心だけ」、「悪い心だけ」と、一方だけの人はいらっしゃらないでしょう。

どんな人も、心の中には、善もあり悪もあります。
善の裏には悪があり、悪の裏には善があるのが人間です。

恵まれた環境で育ち、幸運続きの人は、比較的良い心を維持することができます。

反対に、不遇で育ち不運続きだと、いろいろな感情を経験します。

しかし、良い心の持ち主がすべていいとも限りません。世の中の善しか見えないために、騙されたり利用されやすいのも良い人です。

さらに、状況によっても変わります。

たとえば、お金にも家族にも恵まれてみんなから「良い人」と言われていた人が、家計が破たんして貧乏になってからは、人が変わったように目つきが鋭く人相が悪くなり、人の悪口や雑言を言って驚くことがあります。

また、「ほしいものが得られない」ときは、それを持っている人に対して、ネタミ心やシット心を抑えることは容易ではありません。

長い一生です。

いろいろな感情を経験しながら、良い心も悪い心もわかる、そんな酸いも甘いもわかる人間への理解が深くなれたら、これからの長い一生の中でおこる出来事に「いなす・かわす」ことができるでしょう。


私たちは子育てをしながら、「嬉しい、楽しい」という感情のほかにも、「つらい、苦しい、悲しい、戸惑い」などの良い感情や悪い感情を経験します。

子育てはそんな感情を経験しながら、じつは、「自分の感情をコントロールする」という、そんな修行もしているのです。

さらに大事なことは、同じように、「子どもにもいろいろな感情がある」ということです。

子どもに「どれだけ人間の感情がわかるか」を教えることは、とても意味のあることです。

幼稚園や小学校などは、いろいろな人間の集合体です。

集団生活をするときに、「いじめた、いじめられた」ことを心配するより、「何故いじめようと思ったのか」、「何故いじめられたと思ったのか」、「その時の感情はどうだったのか」・・・と、子どもの心のうちを聞くと、「自分にはこういう感情があるんだ」と自分の心が少しづつわかってきます。

自分の心がわかると、人の心も理解できるようになります。

「〇〇ちゃんならできる」、「つらいことがあっても強く心を持ちなさい」、「なんとかなる」、「人の気持ちがわかる」などの心のEQを高めることを意識して育てていると、将来のつらい経験や困難なことものり超えやすくなるでしょう。

そして、人間には大切な人格というものがあること、EQを意識することは人格形成に役立つこととわかるでしょう。

2019年1月 7日 (月)

今は時代の変革期、知力と心と体力のバランスが大事(10)

IQという言葉をご存知でしょうか。

IQとは、
Intelligence Quotientの略。日本語で言うと「知能指数」です。

IQの平均値は
100で、130以上あると非常に優れていると言われています。
アインシュタインのIQは
190、ゲーテが210あったと言われ、200あると天才と言われています。

このように知能指数が高いと、「頭の良い人なんだ」と思いますね。


そのため、IQを高めることに関心を持つ保護者は多くいます。IQを高めるためにさまざまな幼児教材があります。IQを取り入れた幼児教室、幼稚園もたくさんあります。

なぜなら、IQはある程度の訓練で高めることができるからです。

IQと同じように、偏差値を高めることに主眼をおいて経営をしている学習塾や学校があります。偏差値もIQと同じように、鍛えることにより伸ばすことができるからです。


IQや偏差値を高めれば、より有名な大学へ行くことが可能です。いわゆる偏差値教育ですね。

良い大学へ行くことにより、良い会社へ就職でき、高収入が得られる。するとよい人生が過ごせるといった黄金律(レール)にのせたい親が、これまで小さい頃からIQや偏差値を高める教育をしてきました。

しかし、東日本大震災をきっかけに、IQや偏差値を鍛えて良い大学へ行ったからといって、子どもが成功者や幸せになるとは思わない人も増えているのではないでしょうか。

東日本大震災は、これまでの時代の価値観を変えるキッカケになったのではと思います。

もちろん、学歴が高いに越したことはありません。
学歴が高く立派な人は、たくさんいらっしゃいます。

しかし、学歴やIQが高いから幸せとは限らないし、学歴やIQが低いから幸せになれないとは限りません。

人生は、学歴やIQでは決まらないのです。
幸せとは他者が決めることではなく、自分がどう思うか、どう満足するかということではないでしょうか。

そこで登場するのが、EQ(Emotional Quotient)です。
心の知能指数と言われています。

「EQ~こころの知能指数~」の著者ダニエル・ゴールマンは、EQを「自己肯定感・忍耐力・楽観性・共感性・協調性」で定義しています。

・うまくいかなくても自分を信じて忍耐づよく頑張れる力
・失敗しても悲観せず楽観的に自己コントロールできる力
・他人に共感できる能力、まわりの人と協調して一緒に仕事ができる能力

これらは、社会生活を営むときに欠かせない能力ばかりのようです。

戦後の子育てでは、学歴重視で、IQや偏差値を重視して子育てをしてきた人は多いと思います。

EQのように人間力をはぐくむことは、まったくといっていいほど忘れられがちです。そのせいか、現在、頭が良くても人間が育っていない子どもが多くいます。

子育ては、子どもが自立する1520年先を見越して子育てをしているといっても過言ではありません。

まさに、自立までのサポートです。

これからは、IQのほかにもEQも意識して育てる必要があります。

そのためには、自分の取り扱い方法や心をはぐくみ育てる方法を知る必要があります。

次項では、心のことを見てみましょう。

2018年12月16日 (日)

第2章のはじめに・・・

第1章は、「誕生から第1反抗期(ヤダヤダ期)までに知っておいて頂きたいこと」を中心に書きました。

この時期は、「オギャァー」とうまれてヤダヤダ期まで、とにかく、かわいい時期です。

ですから、「かわいい!かわいい!」と愛情たっぷりに愛されている安心感を与えてあげて下さい。

すると、これからの荒海の人生を、安定感をもって生きていくことができます。

次項からは第2章が始まります。

「第1反抗期(ヤダヤダ期)」からは、子育てが一筋縄ではいかなくなります。

これまで可愛かった子どもが、突然「ヤダヤダ」ということをきかなくなって、まわりの大人は当惑することでしょう。

「ヤダヤダ期」は、蝶々でたとえると、青虫からさなぎに脱皮する時期です。

蝶々でも、脱皮するには少し時間がかかります。

人間でいうと、その間は、「自我」が芽ばえている最中です。

自分でもどうしてかよくわからずに、床にひっくり返って、「ヤダヤダ」と言ってしまいます。

「いうことを聞かない困った子」
「こんな言うことを聞かない子は見たことない!」

などと、心配する必要はありません。

いずれ、脱皮が完成すると、「シャン!」としてきます。

「ヤダヤダ期」が終わったら、ここからが子育てが難しくなる時期でもあります。

ここからは、「心を育む」、いわゆる、しつけを意識しましょう。

良いことは「褒める」。していけないことは、「教え、注意する、叱る」です。

極端に叱るのではなく、「ダメなものはダメ」と基準はブレずに、言い続けるだけでいいのです。

そのコツを、次項から見てみましょう。

次項からは、第2章の「心を育むほめる・教える・叱るの違い」です。

2018年12月 4日 (火)

子どもの心を感じるには、まず自分の心を感じる(9)


心を感じることが苦手と思っているあなたへ

自分は左脳が強いと感じているあなたへ

子どもの心を感じられるようになる方法があります。

それは、子育てをしながら自分の心に起こっている心の変化に耳を澄ましてみることです。

子どもの寝顔を見ながら、「どうして今日はイライラしたんだろう」など考えてみましょう。

夜、窓から見える静かな月を見ながら、「どうして今日は感情が大きくゆらいだんだろう」などと考えてみましょう。

子どもの成長記録とともに、自分の心の日記をつけてもいいですね。

心が揺らいだ原因を考えてみると、明日からの自分の心の取り扱い方を知ることができます。そして、「明日はこうしてみよう」という自分の中からわきあがってくる言葉を大事にしましょう。

自分の中にすべての答えがあるのです。

子どものためなら、どうすればいいのかの答えが見つかります。


少し難しい言葉ですが、「不立文字 教外別伝(ふりゅうもんじ きょうけべつでん)」という言葉があります。禅の教えを表わす言葉のひとつです。文字や言葉では教えられず、自分で体得するしか答えを得ることができないという意味です。

子どもの泣き声の奥にある見えない子どもの心を感じるようになるには、意識して感情を感じるように心がけるしかありません。

この見えないものを見ることができる人を「達人」といいます。
達人の領域になるには、禅でいう修行が必要です。

この道理と同じように、子育ては、この「見えないものを感じる」修行をしていると思ってはどうでしょうか。

心がけることを励んでいるうちに、子育てだけではなく、人育ての達人になる可能性もあります。

「見えないものが見えるようになる」と、人の取り扱い方が巧みになり、社会に出ても大きな武器になります。社会で働くときに人の扱い方が上手なことは、最強のスキルです。

子育てを経験することによって、大きなスキルアップができると考えたら、大変な子育ても頑張ってできるというものです。

子育てをすると、喜んだり悲しんだり不安になったり‥と、いろいろな感情の経験をたくさんすると思います。

その自分の心をまっすぐ感じて味わってみましょう。

人の心と自分の心は2つではありません。同じ人間の心です。

2018年11月24日 (土)

あなたは右脳派?それとも左脳派?(8)


性格のタイプ分析にはいろいろあります。そのひとつに右脳と左脳の2通りにわける方法があります。

あなたは、どちらのタイプですか?

右脳が強い人は、リズムを刻んだり、音楽を演奏することが得意。絵を描くのも好き。空想したりイメージをすることも得意。人の気持ちに敏感なのも右脳が強いタイプです。

一方、左脳が強い人は、文字を書いたり読んだり数字に強いタイプです。エクセルで表を作るのが得意な人もいます。物事を論理的に分析することも得意です。

能力アップの方法は、右脳が強い人は意識して左脳を鍛え、左脳が強い人は意識して右脳を鍛える。このように、不得手なほうの能力アップを心がけると、どんどん能力がアップしていきます。

乳幼児のころの子育てが上手な人は、右脳が強いタイプです。「私は子どもが好きだし、子どもも可愛いし、これまで子育てが大変だったと思ったことはない」という方もいらっしゃるでしょう。このような方は右脳が強いタイプの方です。人の気持ちに敏感なので、乳幼児の感情の取り扱いが上手だからです。

この時期の左脳が強い人は、子育ても論理的に考えてしまいがち。教科書通りに論理的に成長することを求めてしまいがちです。つい子どものペースより親のペースを優先するためにうまくいかず、本人もつらく感じることが多いでしょう。

そんなときには、人の応援を手に入れましょう。たとえば、パパに相談する。バァバやジィジなどの家族の協力や応援を得る。あるいは保育園や一時保育を上手に利用してもいいですね。


しかし第1反抗期を過ぎる頃になると、右脳だけの子育てでは通用しなくなります。この頃になると左脳も必要になります。

右脳で子どもの心を感じて、左脳で解決方法を考えることが必要になるからです。

これが子育てが一筋縄ではいかない理由のひとつです。心と知性のバランスが必要なのです。

2018年11月 2日 (金)

子育ては大変!それは何故?(7)

「これまでの子育てで大変と思ったことはありませんか?」

こう質問すると、「大変だった」という答える方がほとんどです。

「子育ては地獄と思った」とブログに書いている有名人もいるくらいです。


「子どもが思い通りに動いてくれない」、「子育てが正しい方向に進んでいるのかわからなくて不安」、「ほかの子どもと比べて発達が遅い気がする」…。子育てについて、不安や疑問やあせりで悶々とされた経験はどなたでもあることでしょう。その他にも、突然高熱を出したり、伝染病にかかったりと、子どもの体調変化に驚くこともしばしばです。とくに、第1子ははじめての育児で、どうしていいかわからず慌ててしまいがちです。

「子育てが大変」と感じるには理由があります。それは戦後の教育にあります。

戦後以降、女性は男性と同じように学校で席を並べて学んできました。そして、自分の能力を磨いてきました。仕事のキャリアアップやファッションセンスを磨くなど、日々能力アップに頑張っている女性は多いと思います。

ところが、これまで見てきたように、子育ては親のペースだけではうまくいきません。子どものペースにあわせることが求められています。

これまで自分のペースで一生懸命に自分磨きをしてきた女性が、子育ても自分の頑張りで何とかなると思っても、求められているものが違うのです。学歴も通用しません。頑張れば頑張るほど空回りをしてしまいがちです。思い通りにならずにためいきが出たり、腹が立つ、叱る、体罰を与えたくなる、泣きたくなる…いろいろな感情を味わわれたことでしょう。

子育ては、子どものペースにあわせることが求められています。しかも、相手は乳幼児です。当然第1人称で行動します。親の言うことをきくはずがありません。親も子どもと同じように第1人称で動いてしまうと、うまくいくわけがありませんね。

子育ては、「相手のペースにあわす」、「どんな子も丸ごと受け入れる」、「がまん」、「待つ」ことが求められています。イライラして待つのではなく、ゆったりと待つことが育児のコツです。


子どもが1歳だったら、親も1歳。子どもが2歳になったら親も2歳です。一緒に育つくらいでちょうどいいんです。

私たちは子育てを通して、大人になる機会を得たと思ってはどうでしょうか。

「うまくいかない」。そこから親になることを学びましょう。

2018年10月29日 (月)

親のペースと子どものペースは違う!(6)

子どもと接する方法を大別すると、3つのパターンがあります。

それは、第
1人称・第2人称・第3人称です。

1人称は、「私は〇〇と思う」と、「私(I)」を中心に考える接し方で、親のペースです。

2人称は、「相手は〇〇のよう」と、「相手(You)」の立場にたった接し方で、子どものペースです。

3人称は、第2反抗期以降の接し方といっていいでしょう。

まず、第1人称から見てみましょう。

子育ての第1人称の接し方は、たとえば、「夜泣きはしないでほしい」、「ちゃんと離乳食を食べてほしい」、「人見知りをすると相手に悪いから困る」…という考え方です。自分の思うとおりに動いてほしい思考パターンですね。「自分の思うとおりになるにはどうすればいいのか」と、雑誌やネットなどの情報をえて解決しようとする人もいるでしょう。

一生懸命頑張っても自分の思うとおりにならないと、あせり、不安、焦燥感。なかには激しいいらだちを感じる人もいるでしょう。

2人称は子どものペースで接する方法です。赤ちゃんの立場にたった気づかいや、こころ配り、配慮が必要です。

生まれたばかりの赤ちゃんは泣くしかできません。泣いて「おっぱいがほしい、抱っこしてほしい…」とたくさんの要求をします。その時、親は子供の要求に合わせて、自分の生活を変えて行動しなければいけません。

親のストレスがたまる方法でもあります。

3人称は、第2反抗期以降の子どもの人生を俯瞰して見守る行動パターンです。決して関心がないのではありません。何かあったら相談に乗ってあげられるよう、いつも子どもの状況を把握していながらも、口出しをせず春風のように温かく見守っている接し方です。

こうしてみると、親のペースより子どものペースで子育てをする接し方のほうが大切だとおわかりでしょう。

ただ、それが難しいのです。

«反抗期がきたら、子育て方法を変えよう!(5)