2018年12月 4日 (火)

子どもの心を感じるには、まず自分の心を感じる(9)


心を感じることが苦手と思っているあなたへ

自分は左脳が強いと感じているあなたへ

子どもの心を感じられるようになる方法があります。

それは、子育てをしながら自分の心に起こっている心の変化に耳を澄ましてみることです。

子どもの寝顔を見ながら、「どうして今日はイライラしたんだろう」など考えてみましょう。

夜、窓から見える静かな月を見ながら、「どうして今日は感情が大きくゆらいだんだろう」などと考えてみましょう。

子どもの成長記録とともに、自分の心の日記をつけてもいいですね。

心が揺らいだ原因を考えてみると、明日からの自分の心の取り扱い方を知ることができます。そして、「明日はこうしてみよう」という自分の中からわきあがってくる言葉を大事にしましょう。

自分の中にすべての答えがあるのです。

子どものためなら、どうすればいいのかの答えが見つかります。


少し難しい言葉ですが、「不立文字 教外別伝(ふりゅうもんじ きょうけべつでん)」という言葉があります。禅の教えを表わす言葉のひとつです。文字や言葉では教えられず、自分で体得するしか答えを得ることができないという意味です。

子どもの泣き声の奥にある見えない子どもの心を感じるようになるには、意識して感情を感じるように心がけるしかありません。この見えないものを見ることができる人を「達人」といいます。

達人の領域になるには、禅でいう修行が必要です。この道理と同じように、子育ては、この「見えないものを感じる」修行をしていると思ってはどうでしょうか。

心がけることを励んでいるうちに、子育てだけではなく、人育ての達人になる可能性もあります。

「見えないものが見えるようになる」と、人の取り扱い方が巧みになり、社会に出ても大きな武器になります。社会で働くときに人の扱い方が上手なことは、最強のスキルです。

子育てを経験することによって、大きなスキルアップができると考えたら、大変な子育ても頑張ってできるというものです。

子育てをすると、喜んだり悲しんだり不安になったり‥と、いろいろな感情の経験をたくさんすると思います。

その自分の心をまっすぐ感じて味わってみましょう。

人の心と自分の心は2つではありません。同じ人間の心です。

2018年11月24日 (土)

あなたは右脳派?それとも左脳派?(8)


性格のタイプ分析にはいろいろあります。そのひとつに右脳と左脳の2通りにわける方法があります。

あなたは、どちらのタイプですか?

右脳が強い人は、リズムを刻んだり、音楽を演奏することが得意。絵を描くのも好き。空想したりイメージをすることも得意。人の気持ちに敏感なのも右脳が強いタイプです。

一方、左脳が強い人は、文字を書いたり読んだり数字に強いタイプです。エクセルで表を作るのが得意な人もいます。物事を論理的に分析することも得意です。

能力アップの方法は、右脳が強い人は意識して左脳を鍛え、左脳が強い人は意識して右脳を鍛える。このように、不得手なほうの能力アップを心がけると、どんどん能力がアップしていきます。

乳幼児のころの子育てが上手な人は、右脳が強いタイプです。「私は子どもが好きだし、子どもも可愛いし、これまで子育てが大変だったと思ったことはない」という方もいらっしゃるでしょう。このような方は右脳が強いタイプの方です。人の気持ちに敏感なので、乳幼児の感情の取り扱いが上手だからです。

この時期の左脳が強い人は、子育ても論理的に考えてしまいがち。教科書通りに論理的に成長することを求めてしまいがちです。つい子どものペースより親のペースを優先するためにうまくいかず、本人もつらく感じることが多いでしょう。

そんなときには、人の応援を手に入れましょう。たとえば、パパに相談する。バァバやジィジなどの家族の協力や応援を得る。あるいは保育園や一時保育を上手に利用してもいいですね。


しかし第1反抗期を過ぎる頃になると、右脳だけの子育てでは通用しなくなります。この頃になると左脳も必要になります。

右脳で子どもの心を感じて、左脳で解決方法を考えることが必要になるからです。

これが子育てが一筋縄ではいかない理由のひとつです。心と知性のバランスが必要なのです。

2018年11月 2日 (金)

子育ては大変!それは何故?(7)

「これまでの子育てで大変と思ったことはありませんか?」

こう質問すると、「大変だった」という答える方がほとんどです。

「子育ては地獄と思った」とブログに書いている有名人もいるくらいです。


「子どもが思い通りに動いてくれない」、「子育てが正しい方向に進んでいるのかわからなくて不安」、「ほかの子どもと比べて発達が遅い気がする」…。子育てについて、不安や疑問やあせりで悶々とされた経験はどなたでもあることでしょう。その他にも、突然高熱を出したり、伝染病にかかったりと、子どもの体調変化に驚くこともしばしばです。とくに、第1子ははじめての育児で、どうしていいかわからず慌ててしまいがちです。

「子育てが大変」と感じるには理由があります。それは戦後の教育にあります。

戦後以降、女性は男性と同じように学校で席を並べて学んできました。そして、自分の能力を磨いてきました。仕事のキャリアアップやファッションセンスを磨くなど、日々能力アップに頑張っている女性は多いと思います。

ところが、これまで見てきたように、子育ては親のペースだけではうまくいきません。子どものペースにあわせることが求められています。

これまで自分のペースで一生懸命に自分磨きをしてきた女性が、子育ても自分の頑張りで何とかなると思っても、求められているものが違うのです。学歴も通用しません。頑張れば頑張るほど空回りをしてしまいがちです。思い通りにならずにためいきが出たり、腹が立つ、叱る、体罰を与えたくなる、泣きたくなる…いろいろな感情を味わわれたことでしょう。

子育ては、子どものペースにあわせることが求められています。しかも、相手は乳幼児です。当然第1人称で行動します。親の言うことをきくはずがありません。親も子どもと同じように第1人称で動いてしまうと、うまくいくわけがありませんね。

子育ては、「相手のペースにあわす」、「どんな子も丸ごと受け入れる」、「がまん」、「待つ」ことが求められています。イライラして待つのではなく、ゆったりと待つことが育児のコツです。


子どもが1歳だったら、親も1歳。子どもが2歳になったら親も2歳です。一緒に育つくらいでちょうどいいんです。

私たちは子育てを通して、大人になる機会を得たと思ってはどうでしょうか。

「うまくいかない」。そこから親になることを学びましょう。

2018年10月29日 (月)

親のペースと子どものペースは違う!(6)

子どもと接する方法を大別すると、3つのパターンがあります。

それは、第
1人称・第2人称・第3人称です。

1人称は、「私は〇〇と思う」と、「私(I)」を中心に考える接し方で、親のペースです。

2人称は、「相手は〇〇のよう」と、「相手(You)」の立場にたった接し方で、子どものペースです。

3人称は、第2反抗期以降の接し方といっていいでしょう。

まず、第1人称から見てみましょう。

子育ての第1人称の接し方は、たとえば、「夜泣きはしないでほしい」、「ちゃんと離乳食を食べてほしい」、「人見知りをすると相手に悪いから困る」…という考え方です。自分の思うとおりに動いてほしい思考パターンですね。「自分の思うとおりになるにはどうすればいいのか」と、雑誌やネットなどの情報をえて解決しようとする人もいるでしょう。

一生懸命頑張っても自分の思うとおりにならないと、あせり、不安、焦燥感。なかには激しいいらだちを感じる人もいるでしょう。

2人称は子どものペースで接する方法です。赤ちゃんの立場にたった気づかいや、こころ配り、配慮が必要です。

生まれたばかりの赤ちゃんは泣くしかできません。泣いて「おっぱいがほしい、抱っこしてほしい…」とたくさんの要求をします。その時、親は子供の要求に合わせて、自分の生活を変えて行動しなければいけません。

親のストレスがたまる方法でもあります。

3人称は、第2反抗期以降の子どもの人生を俯瞰して見守る行動パターンです。決して関心がないのではありません。何かあったら相談に乗ってあげられるよう、いつも子どもの状況を把握していながらも、口出しをせず春風のように温かく見守っている接し方です。

こうしてみると、親のペースより子どものペースで子育てをする接し方のほうが大切だとおわかりでしょう。

ただ、それが難しいのです。

2018年10月11日 (木)

反抗期がきたら、子育て方法を変えよう!(5)

人間が誕生して成人になるまでに、大きく変化する時期が2回あります。第1反抗期と第2反抗期です。

最初の第1反抗期は、2歳から3歳にかけての「イヤイヤ期」。

この時期は自我がめばえてきて、なんでも「イヤダ、イヤダ」といいます。「自分でやる、自分でやる」と自分でやろうとします。自我が成長している時期です。

その次は、中学生から高校生にかけての第2反抗期。

この時期からは、自分で自分をつくる準備段階の時期です。自分で考えて自分でどのように生きようかと自問自答する時期です。

人間以外でも、蝶々も成虫になるまでに2回ほど形が変わります。

青虫から脱皮してさなぎになり、また脱皮して成虫の蝶々になりますね。

蝶々は脱皮して大きく形が変わるので、「以前と違う」と気づきます。ところが、人間は誕生して人間の形のまま成人になるので、成長の変化に気がつきません。

その変化を教えてくれるのが反抗期です。

反抗期は蝶々の脱皮と同じように、人間の命の中に成長の種がプログラムされているのです。

反抗期は、成長の節目です。ですから、「反抗期がきたら子育て方法を変えるときを教えてくれている」と思ってはいかがでしょうか。

は、どのように子育て方法を変えればいいのでしょうか。

誕生して第1反抗期までは、「首がすわる、ねがえり、はらばい、おすわり、はいはい、つかまり立ち、つたえ歩き、よちよち歩き、走る…」と、目に見えて活動形態が変化していきます。進化するといってもいいですね、

この時期は「一生分の親孝行をしてくれる」といわれるほど、かわいいものです。かわいいのですから、「かわいい、かわいい」と抱っこやおんぶなどのスキンシップをいっぱいして、「あなたは愛されているのだよ」と愛情をいっぱいそそいであげましょう。

小さい頃に愛情をもらうと、成長しても人に愛情がもてるようになります。

そう!かわいいには理由があるのです。

また、この頃は知りたいという欲求が旺盛です。なめたりさわったりして違いを確認しようとします。

言葉が話せるようになると、「これな~に?」「あれな~に?」と名前を聞いてくることから始まり、「なんで?」「どうして?」と質問攻めにされます。短くてもいいので答えてあげましょう。子どもの知的好奇心が満足します。

1反抗期の頃になると、大人と同じような生活ができるようになります。

成人の脳の容量が1500グラムとすると、3歳ごろまでにぐんぐん発達して、成人の約5分の3の脳が発達します。そういえば、「3つ子の魂、100まで」と言われるように、泣くことしかできなかった赤ちゃんが、3歳頃には大人と同じような生活ができるのですから、人間はすごいですね。

人間は万物の霊長と言われるように、成長エネルギーもすごいものがあるのです。

しかし、自我が発達したこの頃から第2反抗期までの10年間くらいが、子育てが一筋縄ではいかなくなります。

子育ての悩みが一番多い時期でもあります。

その原因の多くは、「子どものペースと親のペースの違い」があります。次の章で見ていきましょう。



この時期からは、社会のルールを教える時期でもあります。

「ご飯の前に手を洗う、朝起きたら顔を洗う、おしっこやウンチはどこでもしていいのではない、脱ぎ着を自分でする…」など自分のことは自分でできるように教えなければなりません。

それと同時に、「あいさつ、自分のいやなことは人にしない、して良いことと悪いことがある、小さい子や弱い子は守ってあげる、譲り合う、命の大切さ…」などの人格形成の「しつけ」を意識する時期です。

大人のようにすぐにはできません。失敗もするでしょう。

「失敗してもいいんだよ。やり直せばいいだけ」。そう言って育てられた子供は、失敗することが怖くなくなります。そして挑戦し続けることができます。

2018年9月29日 (土)

意志と要求をはぐくむ(4)

赤ちゃんは意志と欲求をもって生まれてきます。

「見たい、聞きたい、知りたい、さわりたい」と、意志や欲求だらけといってもいいくらいです。「面白い」と思ったものは、「面白かった。またしたい…」と、飽きるまで何度も繰り返し行動します。

意志や欲求は自分の中からわきあがってくる好奇心です。この時期は、できるだけ意志や欲求をかなえてあげてください。

注意して頂きたいことは、先走らないことです。

たとえば、公園でアリンコを一生懸命見ている
どもに、「ホラ、ヒコーキよ!」と、空のほうを指さして飛行機を教えようとします。でも、今は草の下を歩いているアリンコに興味があるのです。親のペースで興味を誘導しないでください。

また、子どもより先に、「つぎは滑り台」、「つぎはブランコ」と、親の言うとおりに誘導しすぎると、子どもの本来持っている意志や欲求をはぐくむことにはなりません。飲みたくない水を「そろそろノドがかわいたでしょ」と、たずなを引っ張って川に連れて行き、無理やり水を飲ませるようなものです。

水を飲ませようと思っても、ノドが乾いていなければ、馬は水を飲みません。引っ張った力は徒労に終わってしまいます。

「転ばぬ先の杖」で、どうしても道先案内をしたくなるものです。しかし、誘導をし過ぎると、「どうせお母さんの言うとおりにさせるんでしょ」と、親任せで自分で考えない子になってしまいがちです。

「教育」という漢字がありますが、「教える」より「育つ」のほうが優先するのです。

中国の古典「孟子」の中に、「ある宋人が畑の苗が成長しないのを憂い、成長させようと1本1本の苗を一生懸命に引っ張って帰宅したそうです。その話を聞いて『おかしい』と思った家の人が畑を見に行くと、苗はすべて枯れていた」という話があります。


自然に育つ成長エネルギーより、もっと成長させようと思って親のペースで引っ張っても、成長の特効薬にはなりません。


子どもの中から本当にわきあがってくる意志や要求を大切にしましょう。


子どもの持つ内に秘めた可能性を引き出すには、子どものペースで、生まれながらに持っている1人1人の意志と欲求の能力をはぐくむほうが効果があります。

2018年9月15日 (土)

安心感と信頼感をはぐくむ!(3)

生まれてすぐに立って歩ける動物は、天敵が襲いかかっても、自分の力で逃げることができます。しかし、他の動物より少し早産で生まれてくる人間は、歩けるようになるまで1年くらいかかります。

そのあいだは、自分の力で逃げることはできません。
誰かに守ってもらわないと生きていけません。

守ってくれる人がお母さんだと理想的です。なぜなら
10か月の間、お母さんのお腹の中でお母さんの心音を聞きながら守られていたのですから。

1番安心感のあるのはお母さんです。

しかし、生まれてからお母さんが仕事でいつも一緒にいれないときは、優先順位は下がりますが、お父さんもいいですね。お父さんも仕事で忙しいときには、ばぁばやじぃじ。あるいは保育園の先生でもいいと思います。

とにかく、「この人は自分を守ってくれる」という人が、
1人は必要です。

守られているという安心感があると、これからの人生を安心して力強く生きていけます。第
2反抗期からの自分で自分をつくっていく時期までは、安心して生きていける環境が必要なのです。

さらに、「受け入れてもらっている」という信頼感も与えてあげてください。

誰でも自分のことをわかってくれそうな人には好感が持てます。わかってくれそうな人には少しづつ心を開いていきます。信頼といいます。

反対に、わかってくれない人には、「どうせわかってくれない」と、心を閉ざしてしまいがちです。さらに、要求にこたえてくれなかったり、怒られたり、無視をされることが続くと、顔に生気がなくなったり、表情がとぼしくなります。

赤ちゃんは本来、成長エネルギーに満ち満ちて、生き生きしているはずなのに、自分の感情を十分に受け入れてもらえないと、不安になってくるからです。

子どもの顔に生気がなくなったら、「どうしたのだろう」と思ってください。人に相談するのもいいですね。


受け入れるときは、そのままの子どもを受け入れてあげましょう。

「いっぱいご飯を食べたら…」、「いうことを聞くいい子だったら…」という条件づけではなく、そのままの子どもをまるごと受け入れてあげてください。

11人個性があります。

「この子はよくて、この子はかわいくない」というのではなく、どんな子どもも同じように受け入れてあげて下さい。

次の時代を生きる子供たちに、生きていくための自信と、愛されている喜びを与えてあげましょう。

2018年8月31日 (金)

赤ちゃんは感情の天才!(2)

赤ちゃんは感情をもって生まれてきます。

「赤ちゃんだからまだ何もわからない」と侮ってはいけません。むしろ、私たち大人よりも感情が豊かです。感情の天才と言ってもいいくらいです。

しかし、赤ちゃんは自分の感情を泣くことでしか表現できません。ですから、私たちは泣き声によってしか、赤ちゃんの感情を推測するしかできないのです。


新米ママやパパは、赤ちゃんが泣きだすと、「おっぱいもあげたし、おむつも替えたのに…」と赤ちゃんと一緒に泣きたくことがあります。


しかし、赤ちゃんの泣く理由はそれだけではありません。

なにしろ快適なお母さんのお腹の中にいたときと異なり、生まれた瞬間から外界の強い刺激にさらされるのです。太陽の光、昼と夜の変化、生活の音、におい、暑さ寒さ…。すべて見るもの聞くもの初めてのことばかりです。


たとえば、あなたは夕方になってだんだん暗くなっていくとき、物悲しい思いをしたことはありませんか。
 
個人差がありますが、赤ちゃんも同じです。


夕方になると寂しくなって泣くことがあります。「黄昏泣き」といいます。夜になって家族みんなが寝てしまうと、昼間と違ってもの静かになります。「音がしなくなって怖いよ~」と泣きます。「夜泣き」といいます。その他にも「眠い、淋しい、不安、怖い…」と感情を表現して泣きます。泣いても泣いても誰も答えてくれないときや、気がついてくれないときは、抗議して泣く赤ちゃんもいます。「プロテクト・クライニング」と言います。


このように、赤ちゃんは泣いて感情表現をしているのです。


感情の豊かな赤ちゃんはとくによく泣きます。


「赤ちゃんは泣くのが仕事だし、泣くと肺も強くなるって聞いたから…」と泣かせっぱなしにする親もいます。たしかに、そのたびに応えていると、親のほうがストレスで疲れ果ててしまいます。


頑張りすぎてストレスにならない程度でかまいません。できるだけ赤ちゃんの泣き声に応えてあげましょう。そのほうが早く泣き止みます。


大人だって感情表現を無視されたら悲しいですね。「どうしたの?」と関心をもってくれたら嬉しいものです。


そんなとき、少しコツがあります。それは、スキンシップです。抱っこや背中を優しくトントンしたり、大好きな穏やかな声で話しかけてくれたら、赤ちゃんはとても安心します。


このように、抱っこ・おんぶ・なでるなどのスキンシップで、「あなたは愛されているんだよ」と赤ちゃんの感情にできるだけ応えてあげましょう。


 赤ちゃんの豊かな感情をはぐくむことができます。

2018年8月22日 (水)

見えない成長エネルギーを感じよう!(1)

宇宙は、「生成化育(せいせいかいく)」のエネルギーに満ち満ちています。


「生成化育」とは、地球上のすべての動物や植物、そして人間の命を生み出して成長させるエネルギーのことです。たとえば植物が冬の寒い土の中で根を張り、春とともに芽を出し、初夏の新録とともに大きく育っていくように、人間も乳児、幼児、児童、青年、成人と成長していきます。これらの成長は、この生成化育のエネルギーによるものです。

とくに、生まれたばかりの赤ちゃんは、ものすごい成長エネルギーがあります。このわきあがるような成長エネルギーは目には見えません。しかし、感じることはできます。11日の成長を注意深く目をこらしてみましょう。耳を澄ましてみましょう。すると、「ブワッ、ブワッ」と音が聞こえるように、確かに感じることができます。この成長エネルギーを愛情をもって見守りましょう。

これが「育てる」という最初の第1歩です。

この自ら成長するエネルギーは、11人のペースが異なります。

1人1人の顔かたちが違うように、1人1人個人差があります。

妊娠すると渡される母子手帳には、身長曲線・体重曲線の一覧表がありますね。生後の検診のたびに、その曲線と比較して一喜一憂しがちです。また、何ヶ月になったらおすわりやハイハイをすると書いてある雑誌を見ながら、我が子と比較してハラハラしがちです。でも、それはひとつの目安に過ぎません。

成長には個人差があるのです。ゆっくりじっくり成長する子もいます。

遅いくらいでちょうどいいんです。

子どもは、子どものペースで成長しているのです。それはその子の個性です。他の子と比較するのではなく、温かく赤ちゃん自身の成長のペースを見守りましょう。すると、赤ちゃんは自分のペースで安心して成長することができます。

子育ては、成長を「待つ」ことでもあります。植物を育てるのが上手な人は、子育ても上手です。なぜなら、11本の種を植えたら、肥料や水をやり…と最善を尽くしながら、あとは成長を「待つ」ことができるからです。

注意すべきことは、生まれながらに持っているその子らし成長エネルギーを損なわないことです。

成長の足を引っ張らないことが大切です。