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2018年10月11日 (木)

反抗期がきたら、子育て方法を変えよう!(5)

人間が誕生して成人になるまでに、大きく変化する時期が2回あります。第1反抗期と第2反抗期です。

最初の第1反抗期は、2歳から3歳にかけての「イヤイヤ期」。

この時期は自我がめばえてきて、なんでも「イヤダ、イヤダ」といいます。「自分でやる、自分でやる」と自分でやろうとします。自我が成長している時期です。

その次は、中学生から高校生にかけての第2反抗期。

この時期からは、自分で自分をつくる準備段階の時期です。自分で考えて自分でどのように生きようかと自問自答する時期です。

人間以外でも、蝶々も成虫になるまでに2回ほど形が変わります。

青虫から脱皮してさなぎになり、また脱皮して成虫の蝶々になりますね。

蝶々は脱皮して大きく形が変わるので、「以前と違う」と気づきます。ところが、人間は誕生して人間の形のまま成人になるので、成長の変化に気がつきません。

その変化を教えてくれるのが反抗期です。

反抗期は蝶々の脱皮と同じように、人間の命の中に成長の種がプログラムされているのです。

反抗期は、成長の節目です。ですから、「反抗期がきたら子育て方法を変えるときを教えてくれている」と思ってはいかがでしょうか。

は、どのように子育て方法を変えればいいのでしょうか。

誕生して第1反抗期までは、「首がすわる、ねがえり、はらばい、おすわり、はいはい、つかまり立ち、つたえ歩き、よちよち歩き、走る…」と、目に見えて活動形態が変化していきます。進化するといってもいいですね、

この時期は「一生分の親孝行をしてくれる」といわれるほど、かわいいものです。かわいいのですから、「かわいい、かわいい」と抱っこやおんぶなどのスキンシップをいっぱいして、「あなたは愛されているのだよ」と愛情をいっぱいそそいであげましょう。

小さい頃に愛情をもらうと、成長しても人に愛情がもてるようになります。

そう!かわいいには理由があるのです。

また、この頃は知りたいという欲求が旺盛です。なめたりさわったりして違いを確認しようとします。

言葉が話せるようになると、「これな~に?」「あれな~に?」と名前を聞いてくることから始まり、「なんで?」「どうして?」と質問攻めにされます。短くてもいいので答えてあげましょう。子どもの知的好奇心が満足します。

1反抗期の頃になると、大人と同じような生活ができるようになります。

成人の脳の容量が1500グラムとすると、3歳ごろまでにぐんぐん発達して、成人の約5分の3の脳が発達します。そういえば、「3つ子の魂、100まで」と言われるように、泣くことしかできなかった赤ちゃんが、3歳頃には大人と同じような生活ができるのですから、人間はすごいですね。

人間は万物の霊長と言われるように、成長エネルギーもすごいものがあるのです。

しかし、自我が発達したこの頃から第2反抗期までの10年間くらいが、子育てが一筋縄ではいかなくなります。

子育ての悩みが一番多い時期でもあります。

その原因の多くは、「子どものペースと親のペースの違い」があります。次の章で見ていきましょう。



この時期からは、社会のルールを教える時期でもあります。

「ご飯の前に手を洗う、朝起きたら顔を洗う、おしっこやウンチはどこでもしていいのではない、脱ぎ着を自分でする…」など自分のことは自分でできるように教えなければなりません。

それと同時に、「あいさつ、自分のいやなことは人にしない、して良いことと悪いことがある、小さい子や弱い子は守ってあげる、譲り合う、命の大切さ…」などの人格形成の「しつけ」を意識する時期です。

大人のようにすぐにはできません。失敗もするでしょう。

「失敗してもいいんだよ。やり直せばいいだけ」。そう言って育てられた子供は、失敗することが怖くなくなります。そして挑戦し続けることができます。

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