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2019年6月13日 (木)

良いコミュニケーションは受容と共感が大事!(21)

親子のコミュニケーションは、子どもの心を受けとめ、親の心を伝える伝達手段です。
(文字で書くことは簡単ですが、実践はとても難しいですね。)

親からの一方的な伝達は、コミュニケーションとは言いません。

まずは、日頃から子どもの気持ちを感じているかどうか、反省してみましょう。

さらに、子どもの存在をまるごと受け入れている態度が子どもに伝わっているかどうか、気をつけてみましょう。
これは、子どもが「〇〇だったら」という条件付きではなく、「どんな自分でも無条件に受けとめてくれる」と、子どもに伝わっているかどうかです。

「自分のことをわかってくれる」と思うと、子どもは親のことを信頼します。

親だけが「わかっている」つもりでは片手落ちです。
子どもがそう思ってくれているかどうかです。

親子の間で信頼があるとコミュニケーションがスムーズです。

このように「信頼」は人と人との間で、とても大切なものです。

子どもがハイハイやよちよち歩きをして、自分で好きなところに行けるようになると、大好きな母親への後追いが始まりますね。
歩けないうちは、泣いて母親を呼んでいたわけです。
この時期は、父親ではダメなのです。
なにしろ10か月の間、ずっと母親の心音を聞いてきたのです。
自分を守ってくれる1番信頼できる人が母親なのです。

命がけでハイハイをして後追いをするといっても過言ではありません。

こんなに大好きなお母さんなのに、第2反抗期をすぎるようになると、「お母さん」から「おばさん」に変わり、「ウザイ」と言われたりします。

もちろん、第2反抗期からは親離れの時期ですが、これまで後追いまでした大好きな母親から、命令され、否定され、批判をされ続けていると、「自分のことをわかってくれない」という不信感に変わったり、「親はどうせ自分のことをわかってくれない」と断定すると、心のシャッターを閉めてしまいます。

この状態になると、いくら親が話をしたいと思っても、決して心のシャッターを開けようとはしてくれません。

このように、子どもから信頼を得なければ、心を開いての会話はできにくいものです。
「受け止めてくれる」、「わかってくれる」という信頼感は、人間関係を築くときの大切な要素なのです。

この信頼を得るためのコミュニケーションには、少しテクニックがあります。

それは、子どものペースにあわすことです。ペーシングといいます。

子どもの目線と同じ位置にしゃがんだり、子どもの呼吸にあわしながら話を聞くと、子どもの心の響きや感情を受けとめやすくなります。

あいづちも「そうだね。なるほどね」と、うなづきながら肯定的な言葉で聞くと、「わかってもらえている」と安心します。

言葉を繰り返すことも効果的です。

反対に、「でもね」「そうではなくて」「ちがうんだよ」などの言葉は、否定された気がします。
たとえば、転んで泣いている子どもに、「痛かったね」と共感すれば、「わかってくれている」と泣き止むところを、「危ないから早く立ちなさい」と言うと、どうして自分の痛さがわかってくれないのかと、抗議してさらに泣き続けてしまいます。

さらに、学校の宿題が半分ほど終わった時に、「まだ半分しか宿題が終わっていないの」より、「もう半分も終わったんだね」のほうが、「残りの宿題も頑張ってやろう」とやる気がでます。

このように、同じことでも、親から肯定的に前向きに受け止められるほうが、子どもはポジティブに行動できます。

これは職場でも同じです。
自分のことを理解してくれそうな人には好感が持て、信頼をはぐくむことができます。やる気も出ます。

反対に、自分のことを「否定、批判、評価、非難する」人には信頼が持てません。
警戒すらしてしまいますよね。

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