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2019年7月 4日 (木)

プラスとマイナスの循環の生き方を知る!(23)

人間の生き方を2つに大別すると、プラスの循環とマイナスの循環があります。

プラスの循環とは、プラス思考で前向きに行動していける生き方です。
マイナスの循環とは、自分に自信が持てずに、マイナス思考の現状維持で生きていく生き方です。

例を学校の逆上がりの授業で見てみましょう。

先生が「逆上がりをします」と言うと、プラスの循環で生きている子どもは、まず最初の自己対話で、「やった~! 自分ならきっとできるに違いない!」と思います。自信があるので強く土を蹴ることができ、さか上がりに成功します。

「ほら、やっぱりできた」と自信を強めて、さらにいろいろなことにチャレンジができます。
ポジティブな生き方ですね。

一方、マイナスの循環で生きている子どもはどうでしょうか。
先生が同じように「逆上がりをします」と言うと、マイナスの循環で生きている子どもの自己対話は、「いやだな~、できなかったらどうしよう・・・」と自信がありません。ですから、強く土を蹴ることができずに、失敗してしまいます。

「やっぱりできなかった」とマイナスの感情が働き、ますます消極的に生きていく生き方です。

あなたやあなたの周りの人は、どちらの生き方でしょうか。

私は、いろいろなセミナーで、この2つの生き方のどちらか1つに、手を挙げてもらっています。
すると、だいたい半分ずつに分かれます。

生まれたときは、「見たい・知りたい」という好奇心や欲求が満ちあふれていたにもかかわらず、年齢を重ねると、なぜ半分もの人がマイナスの循環が生じてしまうのでしょうか。

これまで経験してきたいろいろな原因が考えられます。
しかし、そのひとつには、親のペースと子どものペースの違いにも原因がありそうです。

親のペースが子どものペースより強いと、子どもの好奇心や欲求(want)はつぶれてしまいがちです。
さらに、4つの「ひ(評価、否定、非難、比較)」を繰り返すと、自分に自信がなくなります。
覇気のないおとなしい子どもになったり、「これを言ったら叱られる」と思うと、本心を隠してウソを言ったりします。

では、プラスの循環に入れるにはどうしたらいいのでしょうか。
それは、子どものもともと持っている好奇心や欲求を壊さないことです。

子どもは、大人のように効率的に生活することも早く行動することもできません。
それなのに、私たちはどうしても親のペースで、命令や指示をして思い通りに動かそうとしてしまいます。

「早く、早く」と急がせて動かしたほうが、1日をスムーズに終えることができるからです。
そして、私達は、親のペースを優先するあまり、つい子どもの要求をつぶしてしまいがちです。

では、どうしたら子どものペースを尊重しながら、1日を終えることができるのでしょうか。
子どもの自己コントロールをはぐくみながら、考えさせながら動かすにはどうしたらいいのでしょうか。

それは、子どもとのコミュニケーションにコツがありそうです。

次項では、コミュニケーションのサイクルについて見てみましょう。

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