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2019年8月22日 (木)

質問して子どもの答えを引き出す(26)

質問を大別すると2種類あります。
クローズド・クエスチョンとオープン・クエスチョンです。

クローズド・クエスチョンは、閉ざされた質問と言います。
答えが限定されているので、答えやすい効果があります。

「はい・いいえ」、2者択一や3者択一などの選択肢の中から選ぶだけでいいので、答えやすいですね。

たとえば「今日は体育があったの?」「嬉しかったの?」などは、「はい・いいえ」で答えられます。
「お弁当は、サンドイッチとおにぎりのどっちがいい?」の二者択一も答えやすい質問です。
「いつ行ったの?「どこで行われたの?」「誰と行ったの?」も、答えが限定されているので答えやすいですね

一方、オープン・クエスチョンは開かれた質問と言います。

「〇〇についてどう思う?」「どんな気持ち?」など、「どう」がつくので、「どう付き質問」とも言います。
「どう付き質問」は、自由に答えることができます。

子どもが学校から帰ってくるなり、「今日の学校はどうだった?」と、いきなり「どう付き質問」で聞かれると、「べつに~」で会話は終わります。そんなとき、「今日の学校は楽しかった?」とクローズド・クエスチョンで質問すると、「イエス・ノー」と答えやすく、その後オープン・クエスチョンで「どう楽しかったの?」と「どう付き質問」で聞くと話が広がります。

子ども以外にも夫が帰宅した時も同じです。「今日、仕事はどうだった?」と、いきなりどう付き質問で聞くと、ぶぜんと「べつに~」で終わりますが、「今日は顔色が暗いね」というと、「はい・いいえ」で答えやすく、その次に、「何があったの?」とオープン・クエスチョンで聞くと、会社であったことなども話しやすいかもしれません。

質問をされると、どうしても考えて答えざるを得ません。

ある会社のミーティングでは、1人の社員に「どう付き質問」を5回繰り返して回答を見つけるようにしているそうです。
「なぜ?」「どうすればいいと思う?」と出た言葉を順番に5回質問を重ねているうちに、自分で回答に気づいて行動に結びつけるそうです。

機関銃のように質問するのではなく、答と答の間は、相手が考えるための時間を十分に取ることがコツです。

反対に、「なぜ出来なかったの?」「どうしてできなかったの?」など否定的な質問を5回繰り返されると、責められているような感じがして、気が重たくなるでしょう。

しかも、厳しい口調で攻撃的に質問をされると、ストレスが重なりうつ状態になってしまうかもしれませんね。

コミュニケーションを広げるちょっとしたテクニックです。

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