あなたの子育てレベル度は何点?(37)
中国古典の「老子(道徳経)」の「順風」の編に出てくる内容を、4つの段階の子育て術にアレンジしてみました。見てみましょう。
一番下の段階は、4つのひ「否定・非難・評価・比較」を言い続けた結果、このままでいくと、子どもの人格を傷つけ、マイナスの循環に入れかねない接しかたです。
つぎは、子どものペースを重視したやさしい親です。
しかし、第1反抗期を過ぎても、子どもが「イヤダ」というと、親のほうが折れてわがままを許し、甘やかしてしまう接し方です。
将来、子どもはわがままになって、人に非礼や無礼なことをして迷惑をかける恐れがあります。
そのつぎは、子どものペースより親のペ-スを優先するあまり、叱咤激励をして子どもを親の思い通りに動かす接し方です。
そのため、子どもからはコワイ存在、あるいはウザイ存在と受けとめられてしまいます。
つぎは、親愛の情に満ちた子育て上手な接し方です。
子どもの欲求や望みを優先しながら、「ダメなものはダメ」と理由を言って導き、子ども自身が「自分で自分をコントロールする力」を引き出す接し方です。
スポーツでいうと、優秀なコーチといえます。
一番上は、親は子どものすることをニコニコして見ているだけで、放任のようだけど、じつはしっかり子どものことを見守っていて、必要なときにアドバイスをする方法です。
スポーツでいうと、すぐれた名監督と言っていいでしょう。
第2反抗期以降の良き理解者、応援者の立ち位置と言っていいですね。
「あなたの子育てレベルはどの位置でしょうか?」
「何故そう思いますか?」
「どのレベルになりたいですか?」
「そのためには、どうしたらいいですか?」
「そのためには、どうしてはいけないですか?」