道(タオ)と子育て
道は、「善であり、順であり、健である」。
道のあり様を自己のあり様として生きる者は、
道と同様に、「善であり、順であり、健である」を心がけると、生きやすい。
「素直が1番!」といわれる所以であり、
宇宙の哲理の1つである。
生まれたばかりの赤ん坊の心は、「善であり、順であり、健である」。
しかし、心はとかくよごれやすく、悪に染まりやすい。
とくに、身近にいる人の心グセには、すぐに染まってしまう。
まるで写真を撮るように、すぐに写ってしまう。
中国の思想家墨子が「生まれたばかりの赤ちゃんの白い糸が染まるのが悲しい」と言っているように、
いったん染まってしまうと、大人になって綺麗にするには本人の大変な苦労が必要。
子育てをするときは、子どもの心が、「善であり、順であり、健であるかどうか」を注意深く意識して育てよう。
そのほうが、子どもが幸せになりやすい。
知能ばかり関心がいきがちだが、子どもの「心育て」は、とても大切なことである